レースレポート｜2024年F1ベルギーGP

2024年ベルギーGPは、チームメイトのジョージ・ラッセルがマシンの重量不足で失格となり、ルイス・ハミルトンが優勝した。

土曜日の予選ではマックス・フェルスタッペンが最速タイムをマークしていたが、その後エンジン交換のペナルティを受けたため、11番手からのスタートとなった。

ポールポジションはシャルル・ルクレールが獲得し、セルジオ・ペレスがフロントロウに並んだ。

土曜日のスパはウエットだったが、レースは理想的な天候で行われた。スタートでトップに立ったのはルクレールだったが、3周目にハミルトンにオーバーテイクされるまではトップをキープ。

その時点での順位は以下の通り： ハミルトン、ルクレール、ペレス、ピアストリ、ラッセル、サインツ、ノリス、フェルスタッペン。

レース上位陣は11周目からピットインを開始し、ラッセルとフェルスタッペンが最初にピットインしてタイヤ交換を行った。ハミルトン、ペレス、ピアストリはその1周後、ルクレールは2周後にピットインした。

ルクレールは1回目のピットストップではハミルトンより遅かったが、2回目のピットストップでは逆だった。それでも、ハミルトンの前に戻るには十分ではなかった。続いてピアストリがピットインし、ラッセルがトップに立った。

36周目、ピアストリはルクレールをパスして3番手に上がり、トップのメルセデス2台を追いかけ始めた。

ラッセルは消耗の激しいタイヤをなんとかキープしながらトップを走り続け、徐々に優勝の可能性が高まってきた。

ハミルトンは終盤にラッセルに迫ったが、オーバーテイクには至らず、26歳のイギリス人がキャリア3勝目を飾った。

しかし、レース後、ラッセルはモノポストの重量が低すぎたため失格。これでハミルトンが通算105勝目を挙げた。2位にはルクレール、フェルスタッペン、ノリスを抑えてピアストリが入った。